カンボジア支援活動のご報告

 
先日、医院を休診させていただき、毎年参加している、カンボジアへの歯科ボランティアへ行って参りました。
その間、患者様にはご迷惑をお掛けしましたことをお詫び致します。

 


 

さて、その活動内容ですが、まずはカンボジアの医療事情から説明させていただきます。
カンボジアには正規の歯科医師免許を持っているドクターは少なく、ほとんどのカンボジア人ドクター達は無資格で診療していて、また、都心から少し離れるとほとんどの住民は歯医者にかかったことがないどころか、歯磨きの仕方、さらには歯ブラシの存在も知らないといった現状。

そのため、お口の状況は単刀直入に申し上げて、よくないです。
 


 

そこで我々NPO法人 SCHECが 歯科医師・歯科衛生士・看護士・助手たちチーム医療で一丸となって、歯科診療、予防、ブラッシング指導などに取り組んでいるといった活動内容です。

 

日本のように恵まれた診療室、器材、環境などは整っていないので、世界一高い天井の診療室と私たちは呼んでいますが、校庭や空き地を利用した屋外での診療になります。
炎天下であったり、時には突然のスコールに見舞われることもあったりします。

 

診療内容も、継続的な治療は困難なため、痛みがあり虫歯が大きい場合は抜歯になることがほとんどです。
しかし、なるべく歯を保存するよう努め、子どもたちには予防処置をするよう心がけ、ブラッシング指導をして少しずつは状況はよくなってきているのかなとも思います。

 

 

これからもカンボジアを含め貧しく医療が整っていない場所へ、日本の最先端技術を届けられるようボランティア活動を続けて「国境なき医師団」ならぬ、「国境なき歯科医師団」として精進しようと思います。
 

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